

日本三名泉の一つに数えられる草津温泉。自然湧出量日本一、特徴的な強い酸性の温泉は古くから『どんな病気も治す』と親しまれ「湯畑」や「湯もみ」を想い浮かべる方も多いのではないでしょうか。群馬県北西部に位置した草津町は、総面積の7割以上が国立公園に指定されていて豊かな自然が生み出す様々なレジャー、そして悠久の歴史と共に紡がれてきた温泉文化が融合した世界に誇る観光地です。四季折々、自然と文化が織りなす景色の中で、多くの旅人たちに発見と癒しを与え続けています。
古くから愛されてきた賑やかな街並みは、草津温泉の伝統を守り続ける人とともに今も歴史を重ねています。景観を守るだけでなく新たな魅力も生まれ続ける街…。情緒あふれる温泉街は浴衣姿で歩く人の姿も多く、カメラを片手に食べ歩きといった定番はもちろん、定期的に開催されているイベントなども盛りだくさん。ここで体験する全てが「温泉情緒」に溢れています。
まず草津温泉に到着したら湯畑へ。
絶えず湧き出る温泉と、舞い上がる湯けむりに心を奪われつつ、お店で売られている美味しそうな食べ物にもついつい目移り…。
湯畑は温泉街の中心部にあり、毎分約4,000リットルの温泉が湧き出す景色は迫力があります。湯畑の周りには瓦を敷き詰めた遊歩道や石柵、白根山を象ったベンチなどがあり、旅の気分を盛り上げてくれます。
温泉街の中心に位置する湯畑から続く「西の河原通り」は、散策に最適な草津温泉のメインストリート。
様々なお店が軒を連ねていて、お饅頭や温泉玉子、アイス、串焼きなどが次々と…。
食べ歩きを楽しんだり、ショッピングを楽しんだりすることができます。 下駄の音を聞きながら歩けば、温泉街に来たんだなぁという情緒を一層味わえるスポットなのです。
通りを抜けた先にはごつごつとした岩の間から温泉が湧き出している西の河原公園が広がっています。更に奥には、総面積はなんと男女あわせて500㎡を誇る日本有数の西の河原露天風呂!緑に囲まれた大きな湯船にゆったりと浸かれば、日ごろのストレスもどこへやら。泉質は強い酸性泉で、かけ流しの温泉をたっぷりと堪能できます。夜はライトアップされるので、昼とは違った景色を満喫できること間違いなし!夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色…四季折々の絶景を楽しめます。
トロピカルワンダーランド「草津熱帯圏」は海抜1165mにある、日本で最も高い所にある動植物園。
湯畑からも近く、温泉街を歩いて約9分のところにあります。「こんなところでトロピカル?」と思うかもしれませんが、高さ15mの大ドームは、温泉熱を利用して熱帯のジャングルを再現しています。熱帯地方の動植物を自然のままに飼育栽培できるなんて温泉地ならではかもしれませんね!カピバラを筆頭に愛嬌たっぷりの動物たちとのふれあいを、楽しむことができます。
「草津といえば」すぐ思い浮かぶのが「湯もみ」。湯畑を目の前に位置した熱乃湯では湯もみをショー形式で目で見て、耳で聞き、肌で感じることができます。
全国に温泉は数多くありますが、「湯もみ」を行う入浴法は、草津温泉ならでは!
「チョイナチョイナ」で知られる「草津節」は草津温泉を代表する民謡で、一度聞いたらお家のお風呂でも口ずさんでしまうかも。
草津を代表する温泉源泉の一つがある地蔵地区。2021年には湯畑と地蔵の湯とを結ぶ小道が完成し、草津の新しい定番スポットとして注目の新エリアです。
ここにある共同浴場「地蔵の湯」は知る人ぞ知る効能に定評がある温泉です!白濁湯の少ない草津温泉においてミルキーホワイトのお湯を楽しめる穴場でもあります!また、「顔湯」や「漫画図書ギャラリー」も新設が予定されています。
湯路広場で一休み。賑やかな昼とは雰囲気はがらりと変わり、湧き上がる湯けむりに包まれて浮かび上がる湯樋。石柵に沿って連なる光が湯畑を幻想的に彩ります。ゆったりとした「温泉情緒」の時間の流れに身をゆだね、草津温泉の夜は深まっていきます。
草津温泉の旅館やホテルのほとんどで源泉かけ流しの温泉を堪能することができるだけではなく日帰り温泉施設も充実。
趣の異なった3カ所の日帰り温泉施設で、自分のお気に入りの温泉探しを楽しめます。
さらに温泉好きにはたまらない、昔ながらの「湯治場」の雰囲気が味わえる「共同浴場(公衆浴場)」もあります。
草津温泉スキー場にOPENした新しいアクティビティ。
空中に架線したワイヤーロープを専用の滑車とハーネスによって滑空するアトラクションです。 標高 1,370 m の天狗山山頂から、全長500m、高低差108mの斜面をわずか30秒で急降下します。
温泉街はもちろん、はるかに見える山々の眺望もご覧いただけるスリル満点の爽快絶叫アトラクションです。